今回私たちのグループには中国から留学生の女性が加わった。彼女はすごく明るい方で、話し合いも楽しく円滑に進んだ。今回の絵画はピカソによる洋画だった。女性がベットで横たわっており、医師が脈を測っているのだと読み取れた。印象としてはグループで、もの寂しい、医師がそっけない、医療器具がない、キリスト教、などという意見がでた。私としては、最期を描いた絵なのに、何故だか日が差していて明るい印象の絵だなと感じた。すると、宮田さんが「キリスト教では死は悲しいことでも、暗いことでもないのだ。」と教えてくださった。キリスト教では死んだものは天国に行くと考えられているようだ。この絵のメッセージは、残された子供に希望を強く持って生きろというメッセージなのだとおっしゃった。なるほど、私の疑問がすぐに消えた。次に、現代の医療とこの絵の時代の医療の違いについて話し合った。まずは、医療器具がないこと。現代では最後の時がこんなにあっけないものである場合は少ない。手をつくしてつくしてそれで死を迎えるはずだ。また、死を家で迎える場合はまれで、たいていの場合病院である。そういった違いが現在と異なる点だ。最後に、医療の発達が理想の社会を作り出すとは限らないという点について話し合った。私の考えとしては、医療の発達により利点ばかりでなく欠点もある。たとえば生殖医療について言えば、デザイナーベビーや出生前診断による中絶や・・・医療の発達がもたらしたものは決して良いことばかりだとは言えないと考えた。しかしグループでは異なった意見がでた。私には考え付かなかったので興味深かった。それは、医学部という立場から考えた意見だった。たとえ医療が発達しても、他の分野においても問題があるので、理想の社会になるとは言えない。例えば、環境問題や内戦といった問題だ。新しい見方の意見が聞けて面白かった。
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